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節約は収入と同じ価値がある
私は、節約には収入を上げることと同じ効果があります。
給料の手取りが1万円上がることと、1万円を節約することは、家計や資産に与える意味は同じだからです。
それと、給料を上げるのは大変です。
給料は自分でコントロールできるものではないからです。
サラリーマンだと、給料があがるタイミングは決まっているのではないでしょうか?
また、必ず給料が上がるかどうかは分かりません。
どれだけ自分が頑張って働いても。会社の業績が悪かったら、給料は上がるどころか下がりますし、会社自体に問題がなくても景気が悪くなってしまうと給料アップは望めないでしょう。
逆に、節約は自分の力で達成することができます。
単純に1万円を節約したら、使えるお金が1万円増えます。
給料を1万円上げるのも、1万円の節約をすることも家計や資産に与える効果は同じ1万円で、何も変わりません。
給料を上げるのは難しい
私は、節約は収入アップよりも簡単で効果が高いと考えています。
給料を上げるのは簡単ではありません。
給料をアップさせるには、
仕事をしなければいけません。
- ベースアップ
- 昇進する
- 給料の高い会社に転職する
- 残業を頑張る
といった方法が考えられますが、どれも簡単ではありません。
ベースアップや昇進は会社次第で、頑張っても実現するとは限りませんし、条件のいい転職先を見つけて、採用してもらうのはさらにハードルが高いかもしれません。
残業代も働いた分にちゃんと手当が出るかは分かりませんし、働き過ぎて自分の時間や健康を失ってしまっては本末転倒です。
ちなみに、私の夫は、5年もの歳月をかけて給料を1万円アップさせてました。1年平均で2,000円です。
給料には引かれるものがある
給料がアップしても、実は、上がった分がそのまま使える金額にはなりません。
私たちが暮らしている日本では、収入に応じて払わないといけないものがあります。
それが、税金と社会保険料になります。
この2つは日本で生きていく限り、特に、会社員は逃れることができないものです。
税金

日本という国に暮らしている限り、収入には税金がかかります。(正確には、一定額までは税金がかからないのですが、ここでは考えないようにします。)
当然ですが、収入があがっても、上がった分からも税金が引かれます。
仮に1万円アップしたとしても、自分の所得税率が20%だった場合は2,000円の税金が引かれるので、実際に使える金額は8,000円ということになります。
もし、元々の収入が高ければ、もっと税率が高くなるので、使える金額はさらに少なくなるでしょう。
社会保険料
収入が上がると、社会保険料があがる可能性もあります。
社会保険料は、会社員は給料から控除されています。
自営業やフリーランスの人は、国民健康保険を自分で納付していますが、会社員や公務員は、社会保険料が給料から引かれているので、あまり意識していないかもしれません。
しかし、確認してみたら、結構な額を引かれていることが分か流ので、一度、確認してみることをお勧めします。
参考で、わが家は夫と私と娘の家族3人で、会社員の夫の扶養に入っています。
わが家も年間で数十万円単位で社会保険料を支払っています。
私はサラリーマンの夫の扶養に入っているので、社会保険料はかかりませんが、自営業やフリーランスの方は、家族の分も支払わなければいけないので、さらに負担は大きいのではないでしょうかs。
節約して手に入れたお金からは何も引かれません

一方、節約して1万円を浮かせた場合、その浮かせた1万円から税金や社会保険料のようなものが引かれることはありません。
節約して浮いた分は、そっくりそのまま自分で使えます。
浮いたお金を、ちょっとした贅沢に使って今の生活を充実させてもいいですし、貯金や投資に回して将来の備えにしてもいいと思います。
わが家の節約の紹介
節約というと、お金のためにいろんなものを我慢するつらいものだてというイメージがあると思います。
電気をこまめに消したり、安売りをしているスーパーをハシゴする、なんなら食事も我慢して安いものを食べる。
でも、そんな節約は効果も薄いですし、つらいことは長続きしません。
節約のために食事を制限して、不健康な生活をした結果、病気になってしまったら元も子もありません。
まともに働けなくなって、収入が減ったり、治療費がかかったりで、逆にお金を減らしてしまうかもしれません。
節約は、1回見直したらその効果が持続するものにフォーカスすることが大切です。
わが家が最初に見直したのは、保険、携帯電話、通信費、住居費の4つです。
保険

私が最初に見直したのは保険です。
日本人は、保険が大好きな国民らしいです。
1世帯で保険料をいくらくらい払っていると思いますか?
2人以上世帯の生命保険の年間平均保険料は35.5万円になるそうです。
保険は生命保険以外にも、医療保険、火災保険、自動車保険、学資保険といろいろなものがあります。
全部の保険料を足したらかなりの額になるのは、容易に想像できますよね。
みなさんはどんなときに保険を契約しますか?
会社で斡旋される保険、、保険会社の知り合いの付き合いで入る保険、会社に営業に来る保険営業のお姉さんから旦那さんが契約してしまう保険といった感じで、どんどんと加入する保険が増えていっているのではないでしょうか?
見直す前は、わが家もそんな感じで、保険料だけでかなりの額を支払っていました。
実は、日本にはは公的保険という最強の保険があります。
公的保険でカバーできない部分を民間の保険で補うのが基本です。
わが家が入っている保険は、最低限の生命保険と火災保険、自動車保険だけです。
携帯電話

わが家が見直したものの2つ目が、携帯電話料金です。
携帯電話料金もバカになりません。
3大キャリアと呼ばれているdocomo、AU、Softbankの携帯電話は、高いプランだと月額1万円くらいします。
以前は、夫婦でdocomoを使っていたので、携帯電話代で約1万円、2人で毎月2万円近くの料金になっていたので、見直すことにしました。
今は、格安SIMやキャリアのサブブランドも周知されて、乗り換えのハードルも低くなっているので、乗り換えた人もいるかもしれませんが、私の周りにも3大キャリアの携帯を使い続けている人が結構います。
夫婦で月2万円の出費が、携帯電話会社を乗り換えるだけで、2人で5,000円以下で使えるようになります。
年間で約18万円もの節約です。乗り換えない理由が見当たりません。
格安SIMに抵抗がある人は、第4のキャリアの楽天モバイルやサブブランドのahamo、POVO、LINEMOを選択する方法もあります。
ちなみにわが家は、夫が楽天モバイル、私がLINEMOを使っています。
夫は仕事で電話を使うことが多いのと、外でスマホを使う時間が長いので、通話し放題でデータ通信料も無制限の楽天モバイルを使って、私は通話はLINEでして電話は使わないので、LINEMOを使っています。
LINEMOにしなければ、もう少し安く携帯を使えるのですが、LINEMOはLINEのスタンプが使い放題になるので私はLINEMOにしています(笑)
2人で約5,000円です。もう、キャリアで2万円も使っていた状態には戻れません。


通信費

ここでいう通信費とは、いわゆる自宅の固定電話やインターネット回線のことです。
カテゴリでいうと携帯電話も通信費なのですが、今回は別に説明しています。
固定電話やネット回線の通信費も、バカになりません。
自宅のインターネット回線は月額4,000円〜6,000円くらいします。
今は、ほぼ全ての連絡が携帯電話です。しかも通話もLINEでやって、電話機能を使っている人は少なくなっています。
ましてや、自宅の固定電話にかけてくる人はほとんどいないのではないでしょうか?
もし、固定電話を契約していて、ほとんど使ってないなら解約していいでしょう。ニセ電話詐欺の被害防止にもなります。
インターネット回線についても、必要に応じて見直すことをおすすめします。
自宅に光回線をひいてる家庭も多いかもしれませんが、大画面のテレビでネットの映画を見たり、反応速度が必要なオンラインゲームを楽しむなら、光回線のように早くて大容量の通信回線が必要かもしれません。
でも、家でのスマホのWi-Fi接続や、パソコンでのインターネット作業くらいなら、光回線はオーバースペックだと思います。
実際、わが家は、ホームルーターにauのpovo2.0のSIMを挿して、使い放題プランを駆使して使っていますが、速度や品質で困ったことはありません。
もし、一人暮らしであれば、自宅用のネット回線を準備せず、スマホのテザリングでも十分かもしれませんね。
住居費(家賃)

住居費は、最も大きな固定費です。
住居費は本当に大きいので、早めに見直すことをおすすめします。
賃貸住まいの方であれば、月に1万円家賃を下げるだけで、年間12万円もの節約になります。
社宅がある会社で働いているなら、住居費をかなり節約できますし、社宅がなくても、家賃補助が大きい会社も住居費を下げることができると思います。
ちなみに、わが家は社宅に住むことで、家賃を押さえています。
持ち家を持っている方もいると思います。
持ち家の人は、引越しで家賃を下げることは難しいかもしれませんが、住宅ローンを見直すことで毎月の支払いを下げることができるかもしれません。
『節約は副業』と自信を持ちましょう!

どうですか?
節約は稼ぐことと同じくらい価値のあるものだということが分かっていただけたでしょうか?
皆さんも節約をして、「私は副業をしてる。」と胸を張って周囲にアピールしましょう。
今回紹介した節約の詳しい内容についても、別の記事で解説したいと思います。