目次
はじめに
前回、安全な資産運用として個人向け国債を紹介しました。
あくまで個人向け国債の利率は0.05%で大きなリターンは得られません。
リスク0の安全資産としてのリターンは大きいかもしれませんが、老後に備える、資産を増やして早めにセミリタイアするといった目的では、全然足りません。
個人的には、将来のために、みんなが株式の投資信託などのリターンが大きなものに投資したほうがいいと考えていますが、全部をリスクが高いものに投資することも危険なので、今回も安全な資産の置き場所について書きたいと思います。
やはり、最も安全で流動性が高い(資金を使いたいときにすぐに使える)資産はキャッシュ(現金)です。
そこで、今回は現金を持っておくなら、どこの銀行が最もお得かについてお話したいと思います。
国債と銀行はどっちがいいのか
前回の記事で、個人向け国債と比べるために、大手メガバンクの定期預金の利率を0.002%と紹介しました。
個人向け国債の金利が0.05%ですので、大手メガバンクなどの金利と比べると国債のほうがいいです。
しかし、同じ銀行でもネット銀行になると、預金の利率が高くなります。
ネット銀行はインターネット上で銀行業を行っており、店舗を持たないので、その分の家賃や人件費がかからないので、その分を預金者に支払う金利にあてることができるのです。
金利が高いネット銀行
私が調べたネット銀行の金利を紹介します。
大手メガバンクの定期預金が0.002%なのを考えると、ネット銀行の金利は高い水準です。
普通預金
① あおぞら銀行 BANK支店 0.2%
② GMOあおぞらネット銀行 0.11%
③ 楽天銀行 0.1%
④ 東京スター銀行 0.1%
※ ②③④は口座を給与振込口座に設定したり、グループの証券会社と連携させるといった条件付きでの金利になります。
定期預金
今回は参考で1年定期の金利だけを書いています。
① auじぶん銀行
1年定期 0.2%
② あおぞら銀行 BANK支店
1年定期 0.2%
③ SBJ銀行
1年定期 0.2%
④ ソニー銀行
1年定期 0.15%
⑤ オリックス銀行 0.15%
個人的におすすめなネット銀行
完全に私の個人的な判断になりますが、「あおぞら銀行 BANK支店」が金利と使い勝手の面からおすすめだと思います。
普通預金の金利0.2%は、他の銀行と比べても1番高い金利です。もちろん、金利は変動するものですが、この銀行は金利が変わっても、業界トップの金利を
また、この金利は条件なしで適用されるので、ただ口座を持っておくだけで大丈夫です。
口座の入出金も、ゆうちょ銀行のATMを利用すれば入金も出金も無料です。(セブン銀行も使えますが、無料なのは入金だけで、出金は手数料がかかります。)
ネット銀行の使い勝手
基本的に、ネット銀行も店舗型の銀行も、どちらも同じ銀行ですので心配はありません。
店舗で銀行員さんと対面するか、インターネットで手続きをするかの違いくらいです。
逆に、このネットが発展している時代に、口座を作ったり、銀行振込をするためだけに、平日の昼間に銀行に行くことのほうが、時間がもったいない気がします。
もちろん、ペイオフ(預金保険制度)の対象にもなっていますので、もしお金を預けた銀行が潰れてしまっても、預金額1000万円まで保証されます。
ネット銀行は条件によって、銀行振込等の手数料が無料のところも多いです。
あえて、ネット銀行のデメリットをあげるとしたら、紙の通帳が発行されないことくらいでしょうか。
入出金の履歴も、ネットやスマホでいつでも見ることができるので問題ありません。
逆に通帳を持ち歩かなくても見ることができるので、メリットと言えるかもしれません。
まとめ
前回のお話になりますが、個人向け国債の利率が0.05%ですので、金利だけみたらネット銀行のほうが有利な選択といえます。
これも、前回の繰り返しになりますが、私は個人向け国債も、資産運用を始めていない人にとっての最初の一歩という意味では非常に意味のあるものじゃないでしょうか。
投資や資産運用を始めている人は、運用部分以外の資金は金利の高いネット銀行に預けたほうがいいと思いますし、どうしても投資や資産運用は怖くてできない、したくないという人にとっては、ネット銀行に預金を預けるのが1番の選択肢になります。
ただし、万が一のことを考えて一つの銀行に預ける額は1000万円までにしておきましょう。
他にも、いろんなネット銀行があるので比べてみるのもいいかもしれません。(私が知らない、もっといい銀行があるかもしれません(^^;)
また、勤務先に社内預金などの制度があれば、さらに高い金利で貯蓄することもできるので、一度調べてみることをおすすめします(*^_^*)
個人向け国債について書いた記事です