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安全な資産運用はあるのか
投資(資産運用)にはリスクがあります
一般的なリスクというと、危険性のことをイメージしますが、資産運用におけるリスクとは、リターンと表裏一体のものです。
つまり、金融商品のプラスとマイナスの振れ幅のことになります。
分かりやすくいうと、大きく儲けようと思ったら、同じくらいのマイナスになる可能性もあるということです。
今日は、そのことを理解した上で、安全な資産運用がどんなものかについて、考えてみます。
一番安全なのは
安全性を重視したいなら、銀行預金になります。
使いたいときにすぐに使えるお金の置き場としては、預金はいいと思います。
でも、ほとんどの銀行では、お金を預けても、増えることはありません。
私も全部を調べ切っているわけではありませんが、大手都市銀行(いわゆるメガバンク)の定期預金の利息が0.002%です。
これは、100万円を預けて、1年でやっと20円しかもらえない計算です。
何ももらえないよりマシかもしれませんが、わざわざ定期預金に入れておくメリットはないですね。(貯金が苦手な人が、すぐにおろせないように定期預金に入れておくのは意味があるかもしれませんが…)
国債という選択肢もあります
国債ってなに
国債とは国の借金のことです。つまり、国債を買うということは、日本という国にお金を貸すということになります。
国は借りたお金に対して、利子を払って返してくれます。
私たち個人が買う国債は、「個人向け国債」と言われています。
元本割れはないの?
国債はお金を貸すということなので、満期になれば貸した額のお金が戻ってきます。
元本割れする事はありません。
日本という国がつぶれてしまったら貸したお金が返ってこないかもしれませんが、そんなときは、私たち日本人が普通の生活をしていないでしょう。
そんな事態に陥ることは、まずないと考えていいと思います。
国債のメリットは
銀行よりも利息が高い
個人向け国債は、最低金利が0.05%と決められていますので、メガバンクの定期預金よりも高い金利がもらえます。
いざというときに換金も可能
定期預金は満期が来るまで預金をおろせませんが、個人向け国債は購入してから1年経つと解約することができます。
その代わり、過去2回の利息分(国債は半年に1回利息がもらえるので、1年分の利息になります)が差し引かれます。
もらった利息の1年分を返すだけなので、途中で換金しても、元本割れすることはありません!これは、なにげにすごいことです(^_^)
国債の種類
個人向け国債は「変動金利型10年満期」「固定金利型5年満期」「固定金利型3年満期」の3種類があります。
今は低金利で、個人向け国債の利率は最低保証の0.05%ですので、もし買うなら「変動10年」がおすすめです。
今後、日本の金利が上がれば、それに合わせて個人向け国債の利率も上がっていきます。
どこで買うのがいいか
個人向け国債は、銀行などの金融機関の窓口でも買えますが、インターネットで証券口座を開設して、そこで買うのをおすすめします。
銀行に行くと窓口の待ち時間もありますし、銀行員の人からいろいろと勧誘を受けなければいけません。
インターネットなら、自宅で全部終わらせることができます!
今はまだ、コロナウイルスも怖いですしね(>_<)
まとめ
リスクゼロで安全に資産運用するなら、貯金か個人向け国債のどちらかを選ぶしかないと思います。
上でも説明しましたが、個人向け国債を買おうと思ったら、インターネットで証券会社の口座開設をするという手続きが必要になりますが、少しでもお得にお金を預けようと思ったら、多少の手間は覚悟してください。
実際にやってみたら、そんなに手間ではありませんけど(*^_^*)
安全な資産運用もいいんですが、最初に説明したとおり、リスクが少ないとリターンも小さくなります。
国債はリスクがほぼゼロに対してのリターンとしては大きいのかもしれませんが、やはり資産運用をするのであれば、誰もがもう少し大きなリターンを望むと思います。
ただし、資産運用の中での安全資産として、個人向け国債は活用できると思いますので、紹介してみました(^_^)
インターネットの証券口座を開設するのにお金はかかりませんし、今後、投資信託などの資産運用をしたいと思ったときにすぐに始められるので、インターネットの証券口座を1つは持っておくことをおすすめします。
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